あーあーそのー

最近はshuyuheyと名乗ることが多いですが面倒なのでBLThunder1991のままにします。

リーンスタートアップ勉強会に参加してきました

事の発端

前回参加した勉強会でお世話になったSEゼミさんの勉強会に参加してきました.

SEゼミ | プロフェッショナルを目指す学生のためのインターン | プログラミングが好きな学生のためのリーン・スタートアップ(Lean Startup)勉強会

前回の勉強会:リーダブルコード勉強会に参加してきました - あーあーそのー

リーンスタートアップ,言葉は知ってたんですが実のところよく知らなかったので飛び込んでみました.

前回と同様,リーンの本とアイディアのつくり方という本も頂いちゃいました.リーンの本はじっくり読もうと思います.

それでは,参加してきて思ったこととか内容とかについて書いていきます.

(なんかものすごく長くなりました.スッキリ文章をまとめられる能力も必要だ……)

勉強会の内容

  1. リーンスタートアップに関する簡単な座学
  2. グループ分け
  3. アイディア出し
  4. フィールドワーク
  5. 発表
  6. 懇親会

この流れを二日間にわたって行いました.

詳しい内容にまで言及すると,とんでもなく長くなりますので各ステップで個人的に色々考えたことなんかをお話していきます.

リーンスタートアップの座学

リーンスタートアップとはなんぞや,一体何がいいんじゃい.というお話.

ものすごーく簡単にまとめます.ソフトウェア開発やプロダクト開発においてこれまで問題とされてきたのは「顧客の要望・要求」を正しく理解することが難しいという点でした.あくまで,実現する側がうまいこと出来ないから,最終的に顧客との間にギャップが生じてしまうと.

しかしながら,最初に顧客が持ってきたアイディアがそもそも正解じゃない場合って本当に無いんですか?というところにフォーカスするのがリーンスタートアップです.

成功するアイディアというのは本来1000個のうち3個程度(シリコンバレー調べ),その中で顧客が最初にお願いしてきたアイディアっていうのは本当に正しいって言えるの?だったらそれを,検証してみましょうよ.と言うもの.

方法的には,考えたアイディアを仮説として検証(フィールドワークやアンケート),MVP(プロトタイプ)を実装し,顧客あるいはエンドユーザからのフィードバックをもらうことを複数回,小さい単位で繰り返していくというものです.

あんまり簡単にまとまらなかった…….

この座学の中で,紹介されてたthoughtworksというシリコンバレーの会社の動画が,結構面白かったです.

Woolworths | ThoughtWorks

現在取り組んでいるPBLにもこういう方法できるんじゃないの〜みたいなことを妄想してました.

グループ分け〜アイディア出し

今回,勉強会開催にあたって「ウェアラブル×○○」というテーマがあり,スポーツ,大学教育,家族という3つのテーマとウェアラブル端末を組み合わせて新しいソリューションを考えるというものでした.

僕は「ウェアラブル×大学教育」を選択しました.その結果,同大学院の同コースのメンバー2人と一緒になってしまい,やりやすいようなやりにくいようなという感じでした.

加えて,某大学のM2の方1名の4人グループでした.

アイディア出しは,おなじみ(?)付箋とホワイトボードでひたすらアイディア出し.大学教育に関わる人,物,場の項目を出しまくって,それを掛け合わせて無理やり問題点とか課題を見つけ出すという方法でアイディアをいくつか出しました.(強制発想法?と言うんですかね,すいません僕はこの時初めて知りました.今調べてみたんですが,すぐには出てこなそうなのであとでまた調べてみます.)

個人的には,これまでのPBLとかいろんなグループワークの経験からアイディアなんかすぐ出てくるだろみたいなことを楽観的に考えて閉まっていたんですが,これが思いの外出ませんでした.

アイディア(というよりかは現状の課題)が出てきたら,その根本原因が何なのかを把握するために,因果ループという絵を書くのですが,これがなかなか書けない.

また,テーマ的に「大学教育」という非常に身近でかつ問題意識を持ちやすいテーマだったので,これまでなんとなく思っていた問題をそのまま考え続けてしまっていたように思います.

そういうわけであれこれ考えて,なんとかひねり出したところで一日目はタイムアップ.

結局のところ,「座学はきっとつまらないから,これを面白くしよう!」っていうような感じのテーマになりました.うーん,今思うとものすごく抽象的.

そういうわけで,「座学はつまらない」という仮説を検証するために,アンケートを取りました.

僕がTwitterで流したアンケートは実はそういう意図があったわけです.ご協力いただいた方々,本当にありがとうございました.

フィールドワーク

2日目は,アンケートの結果を確認してから再び話し合い.講師の方からの「やはり生身の声を聞いた方がいい」という一声で,フィールドワークにいくことに.

フィールドワークはいわゆる街頭インタビューです.「座学はつまらない」という仮説を検証するために,それに関わるエピソードを引き出すようなオープン・クエスチョンをするというものです.ついでに,ソリューションのアイディアが貰えればいいね,というところも期待してました.

有効な意見が得られそうなところを考えたのですが,大学教育ということで,やはりここは一番近くにあった大学に行きました.

日曜日だったんですが,それなりに人がいて何名かに話を伺うことが出来ました.

これがまた,話しかけるのは最初ものすごく緊張して,勇気を出して声をかけたのがたまたま見学に来ていた高校生だったり(笑)

最終的にちょっとずつ慣れてきて,ドキドキしながらも話しかけてお話を聞くことができるようになりました.

一番驚いたというか,安心したのはインタビューを一度も断られなかったことです.長い道で待ち構えて歩きながらインタビューしたのがもしかしたらよかったのかもしれません.

フィールドワークに関しては,ものすごくいい経験をしたと思います.僕は現在PBLという形でそれこそ「顧客の要求を正しく理解して,プロダクトを作る」ということにチャレンジしています.そういったことをするにあたって,やはりプロダクトを使う人とかそれに関わる人に話を聞くことは当然ちゃあ当然なわけです.

リーンスタートアップのテーマの一つではありますが,「いかに僕らが想像だけでものを作っているか」を検証することには必ず必要なステップだと思いました.

そしてもう一つ,「あ,インタビューって僕らみたいな素人でもやっていいことなんだ」という当たり前のことに気づきました.少なくとも参加する前よりは,ずっとインタビューへのハードルが下がったと思います.あと,時間が許す限りインタビューには協力しようと思いました(笑)

発表

最後の発表では,これまで考えてきたアイディアを「スキット」という短い演劇でプロトタイピングしてそれを演じました.プロトタイピングって,例えばWebだったらHTMLのモックアップとか,ペパープロトタイプとか製品に直結するモノを想像していたんですが,こういう形でプロトタイピングをするというのはものすごく新鮮で驚きました.

確かに,使い方(ユースケース)を紹介するという点ではものすごく効果的だと思います.

あと,個人的には各グループに一人ずついらっしゃった某大学の方々がプレゼンめっちゃうまくて椅子から転げ落ちるかと思いました.

懇親会

懇親会は,会場近くのピザ屋さんでした.特に大人の方々とたくさんお話出来て刺激的でした.一方で,もうちょっと他の参加者ともお話すればよかったって思いました.懇親会じゃなくてもやれよっていう話なんですけど(笑)

個人的におもったこと

これまでにもちょくちょく,自分が思ったこと書いてきましたけどここで改めて思ったことをだらだらと書きます.

勉強会って,知識とか経験とかそういうものを得るっていうことが基本的な目標というか参加する動機だと思います.前の勉強会も,今回も動機はそういうものでした.

ただ,いざこうやって参加してみると,知識経験はもちろんですが,マインドの面に毎回毎回おもいっきり刺激を受けている気がします.

勉強会に限らないと思うんですが,自分が普段所属しているコミュニティから飛び出すことって非常に重要な事で,その先で出会った人とか出来事とかそういうものが自分が成長する上でとっても大事だと思います.

「あ,こんなやり方があるんだ」「こんなことしてもいいんだ」「確かに言われてみればそのとおりだ」こういう小さな驚きとか気づきとか,自分が持っていないものは人から得るしかないですしね.

おわりに

前回と似たようなこと言いますが,参加して良かったです.イマイチだったらエントリ書きませんしね.

これってほんとに必要なの? これって誰が求めてるの? これで本当に何かが改善されるの?

こういう疑問は,リーンの力と言うかフィードバックループを回して検証することで,ある程度は改善できることを知りました.直近ではPBLにめっちゃ生きていくと思います.

以上,長くなりましたが,感想でした.